みんな「1人の女の子」のことを心配しているだけ
YUIMETALのことで、大変な騒ぎになりましたね。ただ、ひとまず「在籍はしているよ」ということで決着をみましたので、ここから終息に向かうのでしょう。
Yuimetal is still in BABYMETAL - News - Alternative Press
正直なところ、ここ最近は熱心にBABYMETALを追いかけていたわけではないし、去年末の広島公演(洗礼の儀)にも参加できていないので、いま現在どのような空気や雰囲気なのかは、わからないです。
ただ、たぶん多くの父兄と同じく、YUIMETAL……ではなく、由結ちゃんの希望が叶うのならば、こちらから見える答えはなんでもいいなと思っています。何らかの理由で休まなければならない状態なら存分に休めばいいし、水野由結としての夢を追い求めたいのなら絶対にその道を歩んで欲しいし、「もうやりきった」と思うのなら芸能界を引退しても良いと思う。で、ほとぼりが冷めた頃に「やっぱりやめるのやーめた」で戻ってくるのもアリだと思うし。本人が納得できるのであればなんでも良いです。
しかし、それでも……ここまでのヒーローになってしまったBABYMETALは、あんまりファンのことを置いてけぼりにしてはいけないんじゃないのかなとも考えてしまいます。YUIMETALのコスプレをして楽しみに公演に臨んだ当地の女の子が泣いてしまったというツイートとか、読んじゃうとかなりしんどいわけです。
ゆいちゃんに会えなくて大泣きした子がゆいちゃんのコスプレをしてたのか!!😭😭😭もう本当に悲しみが止まらない😭 https://t.co/Jd6eUgHwT5
— カオイ (@wrdkmc) 2018年5月9日
とはいえ、ヒーローだから相応のことをして休んでほしいと言いたいわけでもございません。むしろ公式アカウントの投稿へのリプライやコメントを眺めていると、国内外問わず、真剣にYUIMETALのことを好きなファンが多いことがよくわかるので、単純に、1人の女の子がステージに立つか否かを「物語」で片付けちゃいけない場面だったと思うんですよね。
だって、求めているのはBABYMETALに属する“ひとりひとり”で、(やや乱暴な結論かもしれませんが)みんなアイドルとしてYUIMETALを推してたということでしょう。「物語」が云々というパッケージで、自分が好きな1人の女の子への心配を誤魔化せるわけがない。
(というか、そもそもBABYMETALサイドが提供してくる物語って「お告げ」とか「世界征服」とか、与太話といってしまっても差し支えないようなレイヤーの筋書きだったのに、急に「ダークサイド」を免罪符に、主要メンバーが出る出ないといった真剣な話を取り込んでしまうのは反則じゃないですかね……)
だから、もう皆さんがおっしゃっているように、普通に「休みます」と何かの形で発表したほうが、心証はずっと良かったですよね。YUIMETAL不在の寂しさや心配からは逃れられないにしても、それでも残された2人を応援しやすくなるはずですし。BABYMETALだからといって、奇をてらった発表にする必要はなかったと思いますけどね。そのせいで、SU-METALとMOAMETALをストレートに応援する気分にさせられなかった(ように感じる)のが、運営サイドの失策じゃないかなあ。
まだ中元すず香や菊地最愛としての活動だって控えているはずなんだから。要らないヘイトは集めないでほしいところです。頼む。